まゆゆは、誰に対しても誠実です。ファンはもちろん、スタッフやメンバーなど、すべての人に対して感謝の気持ちを忘れません。
そして、まゆゆはアイドルという存在に対して誠実です。
アイドルのイメージを悪くするようなことは絶対にしません。
そんなまゆゆの誠実さについて、紹介させてください。
人としての誠実さ
まゆゆについての2つのエピソードを紹介します。
もう一つのエピソードは、まゆゆ主演ドラマ「さばドル」の撮影でのことです。 佐藤太監督がブログでまゆゆについて書いてくださっています。少し長くなりますが引用します。
AKB48・渡辺麻友の初主演ドラマ『さばドル』の全編クランクアップは、最終話のとあるシーンでとなりました。ほぼ全キャストが揃っての撮影です。
(略)
満面の笑顔のキャストもいれば、泣き顔になっているキャストもいました。1人1人がお疲れ様になる度、監督からキャストへ花束を渡すのが、この業界の常です。今作もまた、1人が終わる度に自分が花束を渡しました。1人1人と握手をし、お礼の言葉をこっそり(笑)伝えていますと…
次の撮影のためメイクと衣装をチェンジしていた主演の渡辺麻友が、楽屋から猛ダッシュ!で現場にやって来て、お疲れ様になったキャストたちにお礼の言葉をかけていました。
それも1人がお疲れ様になる度に楽屋から猛ダッシュ!して来て…です。
その姿を見ていると「本当に終わるんだなぁ~」なんて、ちょっぴりおセンチになりながらも撮影は全編クランクアップに向けて爆進して行きました。
(略)
全キャスト・全スタッフが笑顔だらけの中、渡辺麻友の初主演ドラマ『さばドル』は全編クランクアップしました。その熱が、どのくらい伝わるか?は、正直わかりません。準備期間も入れたら4ヶ月以上の闘いがゴールしました。何があっても、このドラマは渡辺麻友の初主演作品です。その意識は渡辺麻友本人にも確実にありましたし、自分たちスタッフもそれを大切にしながらやってきました。
何度も言いますが、渡辺麻友が頑張ったので、自分たちスタッフも頑張れました。しかし、それを言うと、渡辺麻友は…
「スタッフさんが皆さん頑張ってくれたから、自分も頑張れました」
…と言うのです。
だから、全スタッフ・全キャストは…
「渡辺麻友が主演で本当によかった」
…と感じるのです。
(略)
全編クランクアップがコールされ、暫くお別れ惜しくしていましたら、渡辺麻友からスタッフとキャストへサプライズがありました。それは、全スタッフ・全キャスト1人1人への手紙でした。しかも、手書きです。超多忙なスケジュールの中、1人1人に手書きで想いを綴ってくれていたのです。もしかしたらだけど、全員で約100人近くはいるんじゃないでしょうか!?撮影現場で撤収作業が始まる中、渡辺麻友が衣装を着たまま、全スタッフ・全キャストに手紙を手渡し続けていたのが印象的でした。
麻友選手、ありがとう!!!!!
誠実さ、それはテレビだけ見ていると伝わりにくいことかもしれません。でも、まゆゆをちゃんと見ていると伝わってきます。
第5回総選挙の政見放送で、まゆゆは持ち時間のほぼすべてを使ってファンへの感謝を伝えてくれています。
本来、政見放送は自分をアピールするためのものです。政見放送で派手なことをすれば、注目を集められたかもしれません。しかし、まゆゆはアピールの時間を自分のためでなく、ファンのために使ってくれたのでした。
アイドルとしての誠実さ
プロデューサーの秋元さんが「AKB48の中で正統派アイドルといえば渡辺麻友」と言うように、メンバーの中で誰よりもアイドルらしいアイドルなのが渡辺麻友です。
まゆゆ自身は、アイドルのイメージについてインタビューでこう語っています。
(アイドルに対して)
作り込まれたっていうと言いすぎかもしれませんけど、すべてにおいて完全無欠なイメージがどこかあるんですよね。
―GIRL POP 2012 2月号
そして「完全無欠」はまゆゆ自身の目標でもあります。
精神的にもちゃんと歳をとって、大人としてまわりに気配りができるやさしい人になりたいです。仕事の面でもそう。歌にしても演技にしても、まだまだ実力が伴っていないと思う。完璧主義なところがあるから、もっと自分を鍛えたり磨いたりして力を蓄えないと、今の状態では何もこなせないと思います。
―AKB48総選挙2012公式ガイドブック
与えられた仕事に対して完璧を目指したいというか、(与えられたものを)こなせないというのが嫌なんです。どうにかして完璧にこなしたいんです
―フォトテクニックデジタル 2012 3月号
忙しいAKB48の活動の中で、睡眠時間はほとんどありません。
Q 平均睡眠時間は?
A 3~4時間
―warp ABC Vol.2
そんなまゆゆの頑張りを、メンバーも見ています。
(渡辺麻友生誕祭 柏木由紀コメント)
まゆゆの好きなとことか良いとこいっぱいあるなと思ったけど、やっぱりひとつは愚痴を言わないのね麻友は、絶対。どんなお仕事の時も、どんなに朝が早くても夜が遅くても、ソロが始まってドラマもやってすごく大変でも、絶対「やだ」とか「疲れた」とか「大変だ」とか一回も麻友の口から聞いたことがなくって。
―渡辺麻友生誕祭 2012年
今日は麻友生誕でした♡麻友とは私が研究生の頃から一緒に公演出てきたけど弱音を吐いている所見たことがないです。尊敬です。また改めてブログに書きますね twitter.com/moenoxxx/statu…
— 仁藤萌乃さん (@moenoxxx) 2013年4月9日
いくらアイドルといえど、ファンの見ていない所では気を抜いたっていいはずです。メンバー同士で愚痴を言い合ったりしても誰も非難しないでしょう。でも、まゆゆはそうはしませんでした。
まゆゆはいつでも完璧なアイドルでいることを選びました。
(リスペクトというテーマで)
渡辺美 アイドルとしてやったらまゆゆさん。すっごいね、アイドルなんです。
福本 アイドルめっちゃ研究してはりそう。
渡辺美 研究もしてるし、なんか普通に一緒にいてもアイドルやなあって思う。普通の時でさえ。
―NMB48のTEPPENラジオ 第231回(13年4月17日)
「普通の時もアイドル」それは、最近になってからのことではありません。AKB48に入ってからずっとです。
2009年に発売された総選挙についての本の中で、「AKB48裏側大暴露座談会!」というコーナーがあります。そこでバットボーイズの佐田さんがAKB48メンバーの普段の姿について語ってます。
佐田 あいつらカメラが回ってないときは本当に酷いですよ。たとえば、朝早いロケとかでは、ロケバスでメンバーは寝てたりするんですけど、その寝顔は…かなりショッキングですよ。こじはるとか窓に顔でよりかかって、ブッチュ―ってキスしてるみたいになってるし、優子なんか口パッカーって開けて。あまりに酷かったんで、写メ撮って、起こして見せましたよ。後でマネージャーさんが「あれだけは勘弁してください! 消してください!」って言ってきましたけど。でも、その中でも唯一、アイドルっぽく寝るのが渡辺麻友。姿勢もいいし、かわいい! 渡辺はファンに“CG”って言われてますけど、本当にアイドルCGですよ。
―AKB48総選挙! 水着サプライズ発表(2009年)
まゆゆは、13歳でAKB48としてデビューしました。
中学生の幼い少女が、不平不満を一切言わず、アイドルを貫き通すことがどれほど困難なことなのか想像もつきません。
AKB48が国民的アイドルと呼ばれる前から活動し、辛いこと苦しいこと、たくさんあったと思います。
それでも、まゆゆは少しもブレずに今まで活動してきました。
誰よりも真摯にアイドルと向き合い
青春を全てAKB48にささげた少女
それが渡辺麻友なのです。